福井県庁に爆破予告の電話をかけたとして3日、福井県大野市の無職の男が威力業務妨害の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、容疑者の人物像や犯行の動機、犯行現場など調べてみました。
事件の概要
威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、福井県大野市森本の無職、岸下秀治容疑者(64)です。
岸下容疑者は2日午後1時10分ごろ、県庁に「爆弾を仕掛けた」と電話をかけ、警察に捜索をさせた上、県庁職員約190人を約2時間半にわたり避難させ、業務を妨害した疑いがもたれています。
県庁周辺で爆発物などの不審物は発見されず、電話番号や通話記録などから岸下容疑者の関与が浮上しました。
県によると2カ月ほど前から複数回、県庁に同様の不審な電話があったということです。
岸下容疑者は調べに対し、「電話はかけたが、爆弾について言ったことは記憶にない」と容疑を一部否認しているということです。
一部報道では酒に寄っていたという情報もあり、関係性を調べています。
岸下秀治容疑者のプロフィール
名前:岸下秀治
年齢:64歳
職業:無職
住所:福井県大野市森本
岸下秀治容疑者の顔画像
岸本容疑者の顔画像については、現在のところ報道などでは公開されていませんでした。
こちらについては、情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について岸下容疑者は、「電話はかけたが、爆弾について言ったことは記憶にない」と容疑を一部否認しています。
電話記録が残っているとのことですので、犯行を行ったことは間違いないでしょう。
今のところ動機については、はっきりとしたことはわかっていません。
一体なぜ爆弾を仕掛けたなどと電話をかけたのでしょうか。
考えられることとしては、
・日々の行政への苦情がエスカレートした
・新型コロナ関連で、マスクなどが買えず、そのイライラを発散させるため
・政府からの10万円給付の通知が来ないことへの不満
などが考えられます。
いずれにせよ、業務に支障をきたすほどの電話であったのは事実です。
苦情がどれほどのもので、どれほど負の感情があったのか。
こちらについても、情報が入り次第更新していきます。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「福井県庁」ということで、以下の通りです。
威力業務妨害罪の刑罰
威力業務妨害罪は、強い勢い(威力)をもって相手の意思を制圧し、相手の業務を妨害したときに成立します。
威力とは、デモや街宣行為などがあり、最近ではインターネット上の書き込みによる威力も多くなっています。
相手の業務を妨害するに至らなかった場合でも、妨害結果を発生させるおそれのある行為がなされればこの罪は成立します。
刑罰は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。
終わりに
何か大きな事情があり訴えがあっての行動だとしても、業務を停止させるほどの行為では大きな問題になってしまいます。
そうした事実を、今回の事件を通してしっかりと認識していただきたいですね。