客に高額な料金を請求した上、暴行し現金を奪ったなどとして、東京都池袋のキャバクラの元店員2人が強盗傷害の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件ついて、犯行の動機や、経緯について調べてみました。
事件の詳細
逮捕されたのは東京都池袋のキャバクラ店の元店長、庄司雅志容疑者(34)と大場将貴容疑者の2人です。
2人は去年12月、40代の男性客に対し、顔を蹴るなどの暴行を加え2週間のけがをさせた上、現金5万3000円を奪った強盗傷害などの疑いがもたれています。
男性に対し当初「1時間5000円で飲み放題」と説明していましたが、支払いの際には7万円を請求していました。
2人は現金5万3000円を奪ったあと、さらに男性が持っていたデビットカードで約40万円を入金させたということです。
この店については去年1年間で20件あまりの通報が寄せられていて、店はすでに閉店しているということです。
2人は同様の手口で、数百万円を得ていたとみられていて、調べに対し庄司容疑者は黙秘し、大場容疑者は容疑を否認しているということです。
庄司雅志容疑者と大場将貴容疑者のプロフィール
名前:庄司雅志
年齢:34歳
職業:キャバクラ店の元店長
住所:不詳
名前:大場将貴
年齢:28歳
職業:不詳
住所:不詳
庄司雅志容疑者と大場将貴容疑者の顔画像
庄司雅志容疑者
大場将貴容疑者
犯行の動機
今回の犯行について庄司容疑者は黙秘していて、大場容疑者については容疑を否認しているということです。
いわゆる「ボッタクリ」ということでしょうか。
飲食接待を受けた後、法外な料金を請求されることで有名ですが、飲食店が設定した料金については、警察では介入できないという現実があります。
このことに目をつけ、今回のような事件が日々横行しているのが現実です。
庄司容疑者らが黙秘や否認をしているのも、こうした背景があるため、暴行と傷害の事実さえわからなければ、自分たちの正当性が証明されると考えている可能性がありますね。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「東京都池袋のキャバクラ店」ということです。
現在この店は閉店しているということですが、こうした店は他にもかなりの数が存在しているということです。
強盗傷害の刑罰
強盗をはたらき、人を負傷させると「強盗致傷罪」に問われます。
被害者が怪我を負った強盗致傷罪(強盗傷人罪)の場合、法定刑は「無期または6年以上の懲役」となっています。
ちなみに、被害者が死亡するなどした強盗致死罪(強盗殺人罪)の場合、法定刑は「死刑または無期懲役」と定められています。
過去の判決では、5年を超え7年以下の懲役が約27%、7年を超え10年以下の懲役が約19%となっています。
なお、強盗致死罪にも未遂罪(強盗殺人未遂罪)が存在し、約30%が5年以下の懲役となっています。
世間の反応
今回の事件について、世間の反応を紹介します。
「客引きいるじたいで問題!違法なのに、警察捕まえない!派出所目の前でやってるのに、捕まらないのは、どうゆう事やろな?何か貰ってるとしか考えられんな!」
「間違いなくやってますけどね。いまだにこの手の問題にはまる人がいること自体怖い。」
終わりに
今回のような事件は、暴行がないだけで現在も数多く発生しているようです。
警察が不介入なだけにぼったくり自体を少なくすることは難しいようですが、引っかからないように用心することはできるといいます。
まずは安易に客引きについていかないことが予防に繋がるでしょう。