2020年の東京オリンピックで、サーフィン競技の会場となる千葉県一宮町にある倉庫から、販売用に保管されていたサーフボードを盗んだとして、岡崎貞人容疑者(47)が逮捕されました。
これからオリンピックを迎えるに当たり、その盛り上がりに水を差すような今回の事件、岡崎容疑者の顔が特定できたので、その他の情報と合わせて紹介していきます。
事件の詳細
事件は3月5日~4月14日ごろ、千葉県市川市のサーフボード販売業の女性(50)が管理する一宮町の倉庫に岡崎容疑者が侵入し、サーフボード11枚(約135万円相当)を盗んだものです。
千葉県警茂原署によると、女性はサーフボードを一宮町の倉庫に移す前まで、岡崎容疑者が管理する茂原市内の倉庫に預けており、2人は顔見知りだったということです。
5月上旬、盗まれたサーフボードの一部がネットオークションに出品されているのを女性が発見し被害届を提出。
売りに出されていたボードの製品番号が、盗難品と一致したことなどから警察が捜査を開始しました。
そしてオークションの出品者をたどったところ、岡崎容疑者に行き着いたということです。
岡崎容疑者は「数回に分け20枚くらい盗み、生活費に充てた」と話していて、警察が余罪を調べています。
岡崎貞人容疑者の顔画像
逮捕されたのは、茂原市新小轡の会社員、岡崎貞人容疑者(47)で、警察によりますと、ことし3月から4月にかけて一宮町にある倉庫に侵入し、サーフボード11枚、合わせておよそ135万円相当を盗んだとして、窃盗と建造物侵入の疑いが持たれています。
警察によると、盗んだサーフボードはインターネットのオークションで販売していたということで「生活費のためにやった」と、容疑を認めているということです。
盗難に遭った倉庫の場所
被害に遭ったのは一宮町にあるサーフショップ「Modex一宮」の倉庫。
警察が20日、岡崎容疑者が働く白子町の倉庫を調べたところ、このうち6枚と、盗難品とよく似たものが数枚見つかったということです。
下記は「Modex一宮」の店舗になります。
盗難に遭った倉庫の所在地は調べることができませんでした。
住所:〒299-4303 千葉県長生郡一宮町東浪見7447−2
被害に遭ったサーフボード販売会社社長のコメント
被害に遭った、一宮町にあるサーフショップ「Modex一宮」の社長の女性は「オリンピック開催に向けてみんなが盛り上がっている中、このような事件が起きて本当に残念」と語っていました。
競技会場としての一宮町
一宮町では、3年前に釣ヶ崎海岸が東京オリンピックの競技会場に選ばれたこともあり、徐々に観光客が増えていき、去年は63万8000人と多くの人が訪れていました。
さらに町はサーファーなどの受け入れ態勢の整備に力を入れていたとのことです。
それなのにここに来て、町の評判を落とすようなことが起こってしまい、頑張ってきた町の人たちは、今回の事件についてどう思っているのでしょうね。
終わりに
今回の事件、容疑者とサーフショップ社長が顔見知りだっただけに、被害に遭った社長はコメントでもあったように、さぞ残念だったでしょうね。
また前述したように、これからオリンピックを迎えるということで、町全体で盛り上がりを見せていたところにこのような事件が起きてしまい、町のイメージ悪化にも影響を与えたことは間違いありませんね。
岡崎容疑者にはこの責任について、十分に考えていただきたいと思います。