長野県警長野南署は31日、自宅に男性の遺体を放置したとして、長野県長野市に住む兄弟の男ら2人を、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
兄弟でなぜこのような犯行に及んでのでしょうか。いろいろと調べてみました。
事件の詳細
長野県警長野南署は31日、自宅に男性の遺体を放置したとして、長野県長野市川中島町上氷鉋のアルバイト、永田純也容疑者(31)と、弟で無職の靖容疑者(29)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
永田純也容疑者と靖容疑者は、8月中旬から8月30日の間、自宅に男性の遺体を遺棄した疑いがもたれています。
市の職員が父親の安否を確認するために訪れたところ、遺体を発見したということです。
両容疑者は父親と3人暮らしで、8月中旬以降、父親の姿が見られなくなったということです。
現在、2人と同居する父親(59)と連絡が取れておらず、警察は遺棄された遺体は父親の可能性があるとみて身元の確認を急いでいます。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
永田純也容疑者・靖容疑者のプロフィール
名前:永田純也
年齢:31歳
職業:アルバイト従業員
住所:上野県長野市川中島町上氷鉋
名前:永田靖
年齢:29歳
職業:無職
住所:同上
顔写真については特定に至りませんでしたので、公開され次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について、警察は2人の認否を明らかにしておらず、詳細は不明です。
しかし自宅から遺体が発見されている以上、何らかの関与があるのは間違いないでしょう。
おそらく警察では遺棄だけでなく、殺害していた可能性も視野に入れているはずです。
この兄弟と父親の間に何らかのトラブルがあったということでしょうか。
市の職員が安否確認に訪れているということから、父親が介護状態だったとも考えられます。
そうすると、2人が介護に疲れ、邪魔な父親を殺害した。というシナリオも考えられます。
あくまで推察ですので、今後の捜査ではっきりしたことがわかってくるでしょう。
犯行現場
今回遺体が遺棄された場所は、2人の「自宅」ということで、「長野県長野市川中島町上氷鉋」になります。
また報道の映像から、自宅を特定しました。以下の通りです。
住所:〒381-2233 長野県長野市川中島町上氷鉋749
死体遺棄の刑罰
死体遺棄罪の条文は以下の通りです。
「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」
葬祭に関する社会の秩序を維持するために、死体を移動して放置したり、葬式をするべき責任のある者が葬式をせずに放置することによって成立する犯罪をいいます(刑法 190) 。
この罪は、身内など葬祭義務者については死体を放置するという行為によって成立しますが、それ以外の者(葬祭事業者)の場合には死体の場所的移転という行為があった場合に適用されます。
したがって、殺人犯が現場に死体を放置して立去るだけではこの罪は成立しないということです。
死体,遺骨,遺髪または棺内に蔵置した物を損壊,遺棄または領得する罪で,刑は3年以下の懲役(刑法190条)。墳墓を発掘してこのような行為をした者は3月以上5年以下の懲役(刑法191条)。遺棄とは,一般には他の場所に移すことを要するが,埋葬義務者が死体を放置すれば遺棄になる。
終わりに
今回の事件、詳細がまだはっきりしていないことが多くありますが、この兄弟が父親の死にも何かしらの関わりがありそうですね。
どのような経緯でもって父親の遺体を放置していたのでしょうか。
悲しい気持ちになる出来事ですね。
詳細は今後の捜査で明らかになっていくでしょう。