19日、札幌市豊平区で20歳の男子大学生がひき逃げにあい死亡した事件で、警察は50歳の会社員の男をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
今回はこの事件について、事故の原因や経緯など調べてみました。
事故の詳細
逮捕されたのは、北海道札幌市東区の会社員、岡田敏宏容疑者(50)です。
岡田容疑者は19日午前2時ごろ、札幌市豊平区平岸7条12丁目の市道で、札幌市豊平区の大学生、榎本拓斗さん(20)を乗用車ではねてそのまま走り去り死亡させたとして、ひき逃げと過失運転致死の疑いがもたれています。
現場の道路には乗用車の部品が落ちているのが見つかり、捜査したところ岡田容疑者の車と一致したということです。
岡田容疑者は調べに対し「何かにぶつかったのはわかった」と供述しているということで、警察は事故の状況や逃げた理由などを調べています。
岡田敏宏容疑者のプロフィール
名前:岡田敏宏
年齢:50歳
職業:会社員
住所:北海道札幌市東区
岡田容疑者の顔画像
岡田容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
事故の原因
今回の事故について岡田容疑者は、「何かにぶつかったのはわかった」ということで、事故自体の認識はあったようです。
事故の原因や逃走理由については、現在捜査中ということではっきりとしたことはわかってません。
何かにぶつかったのは気付いたけれど、人だと思わなかったということでしょうか。
通常、何かにぶつかったのがわかった時点で、車を降りて確認しそうなものですが、そうはしなかったようです。
なぜ確認しなかったのでしょうね。
事故現場
今回の事故が起きた場所は、「札幌市豊平区平岸7条12丁目の市道」ということで、以下の辺りになります。
また報道の映像から事故が起きた現場は以下の場所と特定できました。
ひき逃げ・過失運転致死の刑罰
ひき逃げ
ひき逃げに関して以下のような規定になっています。
運転者が、人身事故に係る救護義務・危険防止措置義務に違反した場合には、道路交通法第117条第1項により、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。
なお、人身事故が「人の死傷が当該運転者の運転に起因する」ものである場合に、救護義務・危険防止措置義務に違反した場合は、道路交通法第117条第2項により、10年以下の懲役又は100万円以下の罰金となります。
「運転に起因する」要件とは、運転者が過失運転致死傷または危険運転致死傷に問われうる場合であり、死傷者が赤信号を無視したり追突、逆走した場合など、運転者の無過失が明らかな場合を除き、通常は第117条第2項の罪が適用となります。
過失運転致死
過失運転傷害は、自動車を運転する上で必要な注意を怠って、人にケガをさせたり、死亡させたりした場合問われる罪です。
刑罰は、7年以下の懲役・禁固、または100万円以下の罰金となっています。
終わりに
夜中の事故ということで、時間帯的に歩く人が減り、歩行者に対する意識が低くなっていたのも事故の原因の一つだと思います。
道路がある限り、歩行者がいるものとして運転しなければならないということでしょう。
自らも気をつけたい、そう感じさせる事故になりました。