東京・大田区の都営住宅で、この部屋に住む60代の女性とみられる遺体が見つかり、同居していた41歳の息子が遺体を遺棄した疑いで逮捕されました。
最近多くなってきている同居人の死体遺棄事件、いろいろと調べてみました。
事件の詳細
今月10日、大田区南六郷の都営住宅の1室で、この部屋に住む60代の女性とみられる遺体を訪ねてきた親族が見つけました。
逮捕されたのは、大田区南六郷の無職・久保田幸博容疑者(41)。
久保田容疑者は母親と2人暮らしで、5月中旬ごろから母親が食事を残すようになり、6月11日に死亡に気付いたと説明しています。
その後発覚を恐れ自宅から逃げましたが、7月14日に神奈川県内で身柄を確保されました。
7月10日に部屋を訪ねた久保田容疑者の姉が遺体を発見し、119番通報していたということです。
久保田容疑者は6月ごろから7月10日まで、自宅に遺体を遺棄したとしています。
警察は遺体の身元の特定を進めるとともに、母親に適切な治療を受けさせなかったとして、保護責任者遺棄致死容疑も視野にいれています。
久保田容疑者は「母親は徐々に食欲がなくなり、先月11日に死亡したが通報しなかった。警察に捕まると思って家から逃げた」などと供述しているということです。
また「消臭剤を買ってきて置いた」と話していることから、事件発覚を恐れていた様子がわかります。
久保田幸博容疑者のプロフィール
名前:久保田幸博
年齢:41歳
職業:無職
住所:東京都大田区南六郷の都営住宅
犯行の動機
母親は足が悪く、久保田容疑者が世話をしていたということで、「母親との関係がよくなく、いなくなればいいと思っていた」と供述しているということです。
また「死亡したことを通報する考えはなかった」とも語っていたということです。
原因は介護疲れ、もしくは嫌気がさしたということでしょうか。
無職ということは、おそらく母親の年金で暮らしていたのでしょう。
だとしたら年金で暮らしておいて、いなくなればよかったというのはなんとも身勝手な気がしますね。
犯行現場
今回の事件は、自宅に遺体を遺棄したということですので、現場は下記の自宅になります。
住所:東京都大田区南六郷の都営住宅
「大田区 都営住宅」で調べたところ、かなりの数の物件が出てきて、特定に至りませんでした。
終わりに
今回の事件、無職の容疑者が母の介護に疲れたことが原因と考えられますが、おそらく年金をあてに暮らしていたことを踏まえると、上記の理由で母親を放置したということであれば、やはり身勝手な理由と言わざるを得ません。
まだまだ再起可能な年齢であると思うのですが、今回のように、親が高齢で子供がいい年で引きこもりの無職という構図が、最近こういった事件でも多いように感じます。
この年まで親を頼りに生きてきたことで、世の中から隔離され、親が死にいざ一人になると、なにをすればいいのかわからなくなってしまうのでしょうね。
なんだかかわいそうになってきますが、死体遺棄は立派な犯罪です。
家族の死くらいは、しっかりと看取ってあげたいですね。