7日午後、夕張市の国道で信号待ちをしていた車の運転手を殴ったとして、49歳の男が暴行の疑いで逮捕されました。
突然の暴行について、調べてみました。
事件の詳細
今回逮捕されたのは、鷹栖町北野西4条の自称・トラック運転手、植田和広容疑者(49)です。
植田容疑者は7日午後1時半ごろ、夕張市紅葉山の国道452号線で信号待ちをしていた車の運転手の胸ぐらをつかみ、顔面を殴ったとして暴行の疑いが持たれています。
植田容疑者は乗用車を運転中、自車の前に脇道から車が割り込んできたことに腹を立てて追跡し、2キロほど離れた交差点で赤信号で止まった際に暴行したと供述したということです。
また追跡の際、車間距離を詰めたり、パッシングをしたりなど、あおり運転をしたとも供述しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
犯行の動機
植田容疑者は犯行の動機として、自分の車の前に割り込んできた車に腹を立てたと供述しているということです。
状況にもよりますが、もし危険な割り込みなどでなければ、植田容疑者はカッとなりやすいタイプだったということでしょうか。
植田和広容疑者のプロフィール
名前:植田和広
年齢:49歳
職業:トラック運転手
所在地:鷹栖町北野西4条
顔写真などは、公開されておらず特定に至りませんでした。
事件現場
今回の事件現場となったのが、夕張市紅葉山の国道452号線ということで下記のあたりになります。
暴行・あおり運転の罪の重さ
暴行罪は暴行を加えた者が、人を傷害するに至らなかったときに成立する罪。
「暴行」とは人の身体に向けた有形力、簡単に言うと、殴る、蹴るなど(暴力)がこれに当たり、その範囲はかなり広いということです。
人の身体を傷害するに至ったときは傷害罪として分けられるそうです。
罰則は、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料となっています。
またあおり運転についてですが、道路を走行する自動車、自動二輪車などに対し、他の運転者が何らかの原因や目的で運転中に煽ることによって、道路上において交通の危険を発生させる行為のことです。
安全な車間距離を取らずに前車に接近する行為は、道路交通法26条が禁止する車間距離不保持に該当するとのことです。
高速道路での車間距離不保持については、3か月の懲役または5万円の罰金が科されます。
一般道での車間距離不保持については、5万円以下の罰金が科されます。
またその他に前者については2万円の反則金が、後者については1万円の反則金が課されるそうです。
その時の状況や過失の程度、運転者の精神状態や悪質性など、それによって刑罰の重さが変わっている事例も見受けられましたので、上記はあくまで参考程度(基本的な刑罰)に見てください。
終わりに
運転中に他の運転手に対してイラっとしてしまうことは誰しも経験はあるはずです。
しかし、それによって危害を加えてしまっては、子供の喧嘩と一緒ですよね。
またあおり運転は、自分たちあけでなく、他の車も事故に巻き込んでしまうかもしれません。
今後このような危険行為は絶対にやめていただきたいと思います。