12日夜、前橋市で住宅1棟が全焼し、13日、焼け跡から2人の遺体が見つかりました。
警察はこの家に住む女性の32歳の長男・萩原幸広容疑者(32)が火をつけたことを認めたことから放火の疑いで逮捕し、動機など詳しく調べています。
今回はこの事件について調べてみました。
事件の詳細
12日午後9時半すぎ、前橋市青梨子町の木造2階建ての住宅から出火し、約132平方メートルが全焼、13日、焼け跡から2人の遺体で見つかりました。
この家には3人が住んでいて、火事のあと、萩原松代さん(68)と萩原さんの兄の櫻井定男さん(71)の2人と連絡がとれなくなっているということです。
警察が現場近くにいた萩原さんの長男で、無職の萩原幸広容疑者(32)に事情を聴いたところ、火をつけたことを認めたことから13日、放火の疑いで逮捕しました。
萩原容疑者は調べに対し容疑を認め、「ガスコンロでチラシに火をつけて、1階の部屋にあった洋服を燃やした」などと供述しているということです。
警察は見つかった遺体が、火事のあと連絡が取れなくなっている2人とみて身元の確認を進め、動機や詳しいいきさつも調べています。
萩原幸広容疑者のプロフィール
名前:萩原幸広
年齢:32歳
職業:無職
住所:群馬県前橋市青梨子町
新たに顔写真が公開されていましたので追記します。
犯行の動機
今回の犯行について、現在明確な動機はわかっていませんが、萩原容疑者は容疑を認めた上で「チラシに火をつけ燃やした」と供述しており、その悪質性が見て取れます。
一体何があったのでしょうか。
年配の親兄弟だったので、萩原容疑者が32歳で無職だということについてうるさく言われていて、その言葉に嫌気が差しての犯行だったのでしょうか。
もしくは亡くなった2人が介護状態で、手に負えなくなり、今回の放火を思いついたといったところでしょうか。
詳しい情報はまた入り次第更新していきます。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「群馬県前橋市青梨子町の木造2階建ての住宅」ということで、報道の映像から以下の場所と判明しました。
住所:〒370-3573 群馬県前橋市青梨子町816−6
現場は田園風景と住宅地の入り混じったのどかな風景の地区になります。
写真左の家が今回全焼した家になります。
放火の刑罰
放火罪は、故意に建物への放火を行った場合に適用されます。
適用される刑の範囲は「人の有無」と「建物かどうか」など、放火の状況と対象によって大きく変わってきます。
故意による放火罪は大きく3種類に分けられますが、今回の場合、以下の「現住建造物等放火罪」にあたります。
現住建造物等放火罪(刑法108条)
故意に放火した物が、現住建造物である場合です。
現住建造物とは、人が居住として使用している、もしくは人がいる建物や電車、新幹線等などを指します。
法定刑は「死刑/無期、もしくは5年以上の懲役」が課せられ、未遂の場合でも罰せられます。
【新情報】萩原容疑者が母親と口論
今回の火が出る数時間前に、萩原容疑者と母親の松代さんが口論になっていたということが新たにわかりました。
近所の住人によると、2人は以前にも同じように口論になっていたということで、警察は今回の事件との因果関係をさらに調べるとしています。
普段から仲が良くなかったということでしょうか。
これで今回の犯行が、因縁でもって行われた可能性が出てきましたね。
終わりに
今回の事件は、動機がはっきりしていないのでなんとも言えませんが、放火でしかも2人の命を奪っているわけですから、その罪は重罪中の重罪です。
これから捜査が進むにつれ、詳しいことがわかってくるとは思いますが、今回のような残虐な犯行が今後起こらないことを祈るばかりです。