北海道恵庭市の自分の家に火を付けようとしたとして、陸上自衛隊東千歳駐屯地所属の自衛官の男を、放火未遂の疑いで逮捕しました。
自衛官が絡む今回の事件について、犯行の動機や現場など、調べてみました。
事件の詳細
北海道警千歳署は8日、北海道恵庭市にある実家に火を付けようとしたとして、北海道千歳市祝梅で、陸上自衛隊東千歳駐屯地に所属する自衛官、鈴木達也容疑者(25)を、現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕しました。
鈴木容疑者は6日午前10時ごろ、自身の実家である北海道恵庭市島松東町の木造2階建て住宅の通気口に火を付け、建物を燃やそうとした疑いがもたれています。
事件当時、家にいた母親が出火に気付き、自力で火を消し止めたということです。
鈴木容疑者は休暇で実家に帰っていましたが、署員が駆け付けた時には現場から姿を消していたということです。
警察は現在、鈴木容疑者の認否を明らかにしておらず、動機などを調べています。
鈴木達也容疑者のプロフィール
名前:鈴木達也
年齢:25歳
職業:陸上自衛隊東千歳駐屯地所属の自衛官
住所:北海道千歳市祝梅
鈴木容疑者が勤務する駐屯地も同じ地区内ですので、この住所はおそらく駐屯地内の単身寮を指していると考えられます。
鈴木容疑者の顔画像
鈴木容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
陸上自衛隊東千歳駐屯地
鈴木容疑者が勤務する「陸上自衛隊東千歳駐屯地」は以下の場所になります。
住所:〒066-8577 北海道千歳市祝梅1016
犯行の動機
今回の犯行について現在警察は認否を明らかにしておらず、動機などもわかっていません。
実家に帰省している時の犯行ということで、家でなにかあったのでしょうか。
はたまた、仕事のストレスで唐突に今回の犯行を行ったということでしょうか。
動機や経緯については、情報が入り次第更新していきます。
犯行現場
今回事件があった場所は、鈴木容疑者の実家ということで、「北海道恵庭市島松東町」になります。
現住建造物等放火未遂の刑罰
現住建造物等放火罪は、人が住居に使用しているか、または人のいる建造物等(建造物、汽車、電車、艦船など)を放火により焼損させることを内容とする犯罪です。
現住建造物等放火罪の法定刑は「死刑、無期懲役、5年以上の有期懲役」とされていて、かなり重い刑罰となっています。
現行の法律上、殺人罪と全く同等の法定刑だということです。
今回は未遂ということで、「現住建造物放火罪の未遂は刑法112条で処罰される」ということです。
刑法112条は、「未遂罪」ということで、内容は「第108条及び第109条第1項の罪の未遂は、罰する」となっています。
では108条と109条1項は何かというと、以下のようになっています。
108条(現住建造物等放火)「放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。」
109条1項(非現住建造物等放火)「放火して、現に人が住居に使用せず、かつ、現に人がいない建造物、艦船又は鉱坑を焼損した者は、2年以上の有期懲役に処する。」
ということは、今回の場合、家に母親がいたということですので、「死刑又は無期若しくは5年以上の懲役」が適応される可能性があるということですね。
終わりに
なぜこのような犯行に手を染めてしまったのでしょうか。
動機については現在捜査中ということで、今後さらに詳しいことが判明していくでしょう。