千葉県警木更津署は1日、酒に酔った状態で乗用車を運転して父子3人が乗った車に衝突し、重軽傷を負わせたとして、千葉県千葉市の自称自営業の男を、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで現行犯逮捕しました。
なかなか無くならない飲酒運転ですが、今回はこの事件について調べてみました。
事故の詳細
千葉県警木更津署は1日、酒に酔った状態で乗用車を運転して父子3人が乗った車に衝突し、重軽傷を負わせたとして、千葉県千葉市若葉区多部田町の自称自営業、森谷正容疑者(61)を、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、現行犯逮捕しました。
森谷容疑者は1日午後6時5分ごろ、木更津市草敷の県道交差点で、木更津市の男性(38)が運転する乗用車と出合い頭に衝突し、男性のほか、同乗していた中学生と小学生の兄弟に重軽傷を負わせた疑いがもたれています。
現場は信号のない交差点で、容疑者側に一時停止の標識があったということで、事故当時飲酒状態だったことも含め、調べを進めています。
森谷正容疑者のプロフィール
名前:森谷正
年齢:61歳
職業:自称自営業
住所:千葉県千葉市若葉区多部田町
顔写真については特定に至りませんでしたので、公開され次第更新していきます。
事故の原因
今回の事故は、森谷容疑者が酒に酔った状態で運転し、判断力が鈍っていたということが主な原因とみて間違いないでしょう。
森谷容疑者側には一時停止の標識があったということで、酔っていて気づかなかった可能性があります。
どの程度の量のアルコールを口にしていたのか、森谷容疑者は事故当時、会話ができないほど酒に酔っていたということです。
また飲酒運転の自覚はあったのか、森谷容疑者側の供述が公開されていないので明らかではありませんが、重大な事故を起こしてしまったことは間違いありません。
事故現場
今回の事故が発生した場所は、「木更津市草敷の県道交差点」ということで、以下の辺りになります。
この地区の「県道交差点」で、さらに「信号がない」「一時停止の標識がある」ということなので、県道33号線と交わる以下の場所になるでしょうか。
自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の刑罰
自動車を運転する上で必要な注意を怠って人を死傷させる行為は、刑法ではなく自動車運転処罰法によって処理されることになっています。
この法律における過失運転致死傷罪の法定刑は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金とされています。
しかし今回の危険運転致死傷罪は、自動車の危険な運転によって人を死傷させた際に適用される犯罪です。
自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律(自動車運転死傷行為処罰法)の危険運転致死傷に規定があります。
法定刑は、有期懲役刑の上限は20年。ただし、他の罪が加重される場合や、再犯加重の場合などは、最長で30年の懲役となる
過失運転とは罪の重さが全然違うようですね。
罪状 一般 無免許 危険運転致死罪 1年以上の有期懲役 加重なし(同左) 準酩酊・準薬物・病気運転 15年以下の懲役 6月以上の有期懲役 危険運転致傷罪 15年以下の懲役 6月以上の有期懲役 未熟運転 15年以下の懲役 加重なし(同左) 準酩酊・準薬物・病気運転 12年以下の懲役 15年以下の懲役 発覚免脱罪 12年以下の懲役 15年以下の懲役 過失運転致死傷罪 7年以下の懲役もしくは禁錮、
または100万円以下の罰金10年以下の懲役
終わりに
なかなか無くならない飲酒運転ですが、酔いの状態がどの程度であっても危険なものは危険です。
運転してしまう人の心理としては、「少しの距離だから大丈夫」とか「少ししか飲んでいないから大丈夫」といった何の根拠もない理由がほとんどでしょう。
その理由でこれまでどれだけの人が事故を起こしてきたか数えることはできません。
今回はたまたま死者が出なかっただけで、どれだけ大変なことをしてしまったのか、しっかりと自覚していただきたいですね。