去年4月、大阪府西成区で夫にインシュリンを投与して殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで48歳の女が逮捕されました。
今回はこの事件について、犯行の動機や、刑罰、インシュリンの入手先などについて調べてみました。
事件の詳細
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪府大阪市西成区南津守の無職、向井静香容疑者(48)です。
向井容疑者は去年4月、自宅において夫・孝治さん(51)にインシュリンを過剰に投与して殺害しようとした、殺人未遂の疑いが持たれています。
これにより孝治さんは意識不明の重体に陥り、現在も治療中とのことです。
孝治さんは意識を失い病院に搬送されましたが、その際に、異常な低血糖状態が確認されたため、不審に思った病院が警察に通報したということです。
警察が捜査を進めるなかで複数の医療機関から話しを聞き、孝治さんが以前に糖尿病と診断され服用していた血糖降下剤では、意識を失うような低血糖状態にはならないことが判明したということです。
また2011年から孝治さんの血糖降下剤は処方されていなかったこともわかりました。
警察は、向井容疑者が看護師としての勤務経験があることなどから、何らかの方法で孝治さんにインシュリンを投与し、低血糖脳症を発症させ殺害しようとしたとみていて、インシュリンの入手先などを調べています。
向井容疑者は調べに対し「私は知りません。やっていません」と容疑を否認しているということです。
向井静香容疑者のプロフィール
名前:向井静香
年齢:48歳
職業:無職
住所:大阪府大阪市西成区南津守
向井容疑者の顔画像
犯行の動機
今回の犯行について向井容疑者は、「私は知りません。やっていません」と容疑を否認しているということです。
動機については現在はっきりとしたことはわかっていません。
考えられることとしては、
・普段から不仲で、目障りな存在だった
・保険金目当て
・財産目的
などが挙げられます。
犯行内容としては、低血糖状態に陥らせ殺害しようとしたということで、元看護師の知識を利用した犯行といったところでしょうか。
報道にもあるように、異常な低血糖状態がみれたということですぐにバレてしまったようですが、自分が力を行使することなく、血も出ないと考えたのでしょうね。
だとしたらなんとも狡猾さが伺えます。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、向井容疑者の自宅ということで、「大阪府大阪市西成区南津守」になります。
また報道の映像から犯行現場である自宅も判明しました。
夫の孝治さん名の表札もあることで間違いないでしょう。
インシュリンの入手先
現在インシュリンの入手先については、はっきりとしたことはわかっていません。
情報が入り次第更新していきます。
殺人未遂の刑罰
殺人未遂罪は、殺人罪と合わせて以下のように記載されています。
第26章 殺人の罪
(殺人)第199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
(未遂罪)第203条 第199条及び前条の罪の未遂は、罰する。
未遂罪については、殺人罪と同様に罰せられるとされています。
殺人未遂関連の量刑の相場は懲役3年~15年が一般的だということです。
第8章の未遂罪(未遂減免)第43条では、「犯罪を実行してこれを遂げなかった者は、その刑を減軽することができ、自分の意思で犯罪を中止したときは、その刑を減軽、または免除する」とありますので、犯行状況などによって裁判官が決める罪の重さが変わるということです。
過去の殺人未遂に関する判決では、執行猶予を含む懲役7年以下の判決が全体の80%以上を占めています。
世間の反応
今回の事件についての世間の反応を紹介します。
「たまーにこういった看護師が、起こす事件のひとつだよな」
「旦那さんが自殺を図った可能性もあるんじゃない?」
「看護士の知識を悪い方に使うとは恐ろしい」
「夫は重度の糖尿病なんです、なんてベタベタな嘘はつくまいな」
「警察・検察の取り調べ手法がゴーン氏の事件でも注目されている。
決めつけ捜査でない、まっとうな証拠を元に捜査するという基本の基本を守って欲しいもの。証拠こそが真実を解明する。」
終わりに
今回の事件については、現在のところ容疑者を擁護する声も見られていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今後捜査が進み、さらに詳しいことがわかってくることでしょう。
新たな情報が入りましたら、更新していきます。