10日夜、新潟市の国道で、自転車に乗っていた女子高校生と衝突して大けがを負わせたもののそのまま走り去ったとして、82歳の男をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
男は容疑を否認しているとのことですが、この事故の経緯など調べてみました。
事故の詳細
逮捕されたのは、新潟県新潟市東区桃山町の堀越保容疑者(82)です
堀越容疑者は10日午後6時40分すぎ、新潟県新潟市東区の国道113号で軽乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた自転車に衝突し、自転車に乗っていた女子高校生に腰付近の骨を折る大けがを負わせ、そのまま走り去ったとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。
車のナンバーを目撃者が覚えていたことから、警察が堀越容疑者の車を割り出し、11日夕方逮捕しました。
堀越容疑者は調べに対し「何かにぶつかったと思ったが、自転車にぶつかったとは思わなかった」と供述し、容疑を否認しているということです。
現在警察が当時の状況を詳しく調べています。
現場は新潟空港から東におよそ1.5キロの、信号機のある片側2車線の道路でした。
堀越保容疑者のプロフィール
名前:堀越保
年齢:82歳
職業:おそらく無職(年齢的に考えて)
住所:新潟県新潟市東区桃山町
顔写真については特定に至りませんでしたので、公開され次第更新していきます。
事故の原因
今回の事故について堀越容疑者は、「何かにぶつかったと思ったが、自転車にぶつかったとは思わなかった」と供述し、容疑を否認しているということです。
通常、何かにぶつかったら停まって確認しそうなものですが、そうしなかったのは安易に大丈夫と決めつけてしまっていたからでしょうね。
おそらく悪気はなかったのでしょう。
しかし一つの判断ミスが、今回のように大事になってしまうこともあるということですね。
事故現場
今回の事故が起こった場所は、「新潟県新潟市東区の国道113号」ということで、以下の辺りになります。
また報道の映像から、事故現場が以下の場所と特定しました。
地図上の会社が目印です。
ひき逃げの刑罰
道路交通法の場合、ひき逃げに関して以下のような規定になっています。
運転者が、人身事故に係る救護義務・危険防止措置義務に違反した場合には、道路交通法第117条第1項により、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。
なお、人身事故が「人の死傷が当該運転者の運転に起因する」ものである場合に、救護義務・危険防止措置義務に違反した場合は、道路交通法第117条第2項により、10年以下の懲役又は100万円以下の罰金となります。
「運転に起因する」要件とは、運転者が過失運転致死傷または危険運転致死傷に問われうる場合であり、死傷者が赤信号を無視したり追突、逆走した場合など、運転者の無過失が明らかな場合を除き、通常は第117条第2項の罪が適用となります。
終わりに
今回の事故は、するべき確認を怠ってしまったことでひき逃げという扱いになってしまったのではないでしょうか。
堀越容疑者が最初から接触したのが人間だったと気付いていれば話は別ですが、気付いていなかった可能性はおおいにあります。
年齢的なものもあるでしょう。
運転において加齢は、反応速度、視野の広さ、どちらも低下させてしまいます。
それだけとっても今回の事故の要因になりえます。
ある程度年齢を重ねたら、免許の返納なども考えなければならないということでしょうね。