長崎県警浦上署は2日、取り調べ中に警察官を殴りつけたり、噛みついたりしたとして、長崎県長崎市の塗装工の男を、傷害と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。
取調べ中の突然の犯行に驚かされますが、今回はこの事件について調べてみました。
事件の詳細
長崎県警浦上署は2日、署内で取り調べ中、警察官を殴りつけたり、噛みついたりしたとして、長崎県長崎市小ケ倉町の塗装工、三ケ尻良平容疑者(30)を、傷害と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。
三ケ尻容疑者は2日午後8時40分ごろ、取り調べを受けていた男性巡査(32)の顔面を殴り、さらに止めに入った男性署員(35)の右腕にかみついて、2人に軽傷を負わせた疑いがもたれています。
三ケ尻容疑者は、職場の上司が住むマンションの敷地内への住居侵入容疑で1日に現行犯逮捕されていました。
調べに対し容疑を認めていましたが、調書の内容を確認中に突然立ち上がり、座るよう促しても応じなかったということです。
三ケ尻容疑者が興奮した様子だったため、ブザーで他の署員を呼んだところ、殴られたということです。
三ケ尻良平容疑者のプロフィール
名前:三ケ尻良平
年齢:30歳
職業:塗装工
住所:長崎県長崎市小ケ倉町
顔写真については特定に至りませんでしたので、公開され次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について三ケ尻容疑者のコメントは発表されていません。
しかし、その前の住居侵入については容疑を認めていたということで、なぜ取り調べ中にこのようなことをしたのか疑問に感じます。
取り調べ中に、担当する警察官に何か気に触ることでも言われたのでしょうか。
それとも、取り調べが人道的でなかったため、逆上したとかでしょうか。
いずれにせよ、怪我を負わせたことはよくありませんね。
犯行現場
今夏に犯行があった場所は、「長崎県警浦上署」の署内でということです。
長崎県警浦上署は以下の場所になります。
傷害罪と公務執行妨害罪
通常、暴行された人が怪我をしなかった時は「暴行罪」となりますが、今回の場合、三ケ尻容疑者の噛みつきなどで警察官が怪我をしていますので、怪我をしてしまった時は「傷害罪」となります。
法定刑は刑法第204条により、その刑罰は15年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。
また今回は「公務執行妨害」の罪もついています。
公務執行妨害罪は刑法95条に定められていて、 公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金となっています。
終わりに
今回の事件は、明確な動機が公開されておらず、三ケ尻容疑者の当時の精神状態がどのようなものだったか定かでないだけに、疑問が残ります。
冷静に自分をコントロールできなかった何かがあったということでしょう。
これから調べが進むと同時に、警察側でも、取調べ方法に落ち度がなかったかや、取調べ中の人員の増員など、様々な見直しを検討していただきたいですね。