4日午前9時ごろ、大阪府豊中市熊野町の路上で、「男が女を金づちでたたいている」と110番通報があり、近所に住む無職の男が殺人未遂の現行犯で逮捕されました。
白昼の住宅街で一体何があったのでしょうか。調べてみました。
事件の詳細
現行犯逮捕されたのは、近所に住む無職、藤井裕也容疑者(31)です。
藤井容疑者は4日午前9時ごろ、大阪府豊中市熊野町の路上で、女性を金づちで殴った殺人未遂の疑いが持たれています。
大阪府警や豊中市消防局などによると、40代くらいの女性が頭や顔を金づちで殴られ、病院に搬送されたということで、詳しい容体はわかっていません。
藤井容疑者は調べに対し「騒音のことでトラブルになっていた。殺すつもりはなかった」などと供述しているといい、警察が女性の身元や詳しい経緯を調べています。
現場は阪急宝塚線豊中駅から約1.7キロ東の住宅街で、近くには幼稚園や小学校、児童公園があるということです。
藤井裕也容疑者のプロフィール
名前:藤井裕也
年齢:31歳
職業:無職
住所:大阪府豊中市熊野町
藤井容疑者の顔写真
藤井容疑者の顔写真については、公開され次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について藤井容疑者は、「騒音のことでトラブルになっていた。殺すつもりはなかった」と供述しています。
騒音トラブルが原因とのことですが、これまでにも同様のトラブルがあったのでしょうか。
いきなり金づちを持ち出すとも考えられないので、うっぷんが溜まっていたのでしょうね。
しかし現場には大量の血は流れていたということですから、殺すつもりがないにしろ、ちょっとやり過ぎですね。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「大阪府豊中市熊野町の路上」ということで、以下の辺りになります。
また報道の映像から、犯行現場は以下の場所と判明しました。
「笹部商店」の交差点付近になります。
近隣住民の声
近所に住む70代男性「現場にはとても大量の血が流れていて、怖くて近寄れなかった。こんな物騒な話は聞いたことがない。とても恐ろしい」
近所の女性「『何々ちゃん、危ない』と言うのを聞こえたから、いったん出てきて、事故かなと思って見たら、もうすでに倒れて、血を流してた」
「すごく大きな声で、『お父さん、お母さん』という声が何度も聞こえて、『助けて』って。血の付いた金づちを持った白いシャツで半ズボンの男が立っていた。別に悪いことをした様子もなく、血の付いたものを持って立っている感じ。」
殺人未遂の刑罰
殺人未遂罪は、条文上では殺人罪と合わせて以下のように記載されています。
第26章 殺人の罪
(殺人)第百199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
(未遂罪)第203条 第199条及び前条の罪の未遂は、罰する。
明確な刑罰が設定されていませんが、殺人罪と同様に罰せられるとされていて、その相場は、殺人未遂関連の量刑の相場は懲役3年~15年が一般的だとされています。
第8章の未遂罪(未遂減免)第43条では、犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった者は、その刑を減軽することができ、自分の意思で犯罪を中止したときは、その刑を減軽、又は免除するとありますので、犯行状況などによって裁判官が決める罪の重さが変わるということです。
過去の殺人未遂に関する判決では、執行猶予を含む懲役7年以下の判決が全体の80%以上を占めています。
終わりに
怒りのあまり、金づちを持ち出したと考えられる今回の事件ですが、こうなる前に話し合いなどでどうにかならなかったのでしょうかね。
女性の容態が気になります。