埼玉県北本市で、85歳の母親を殴りけがを負わせたとして、この母親の息子が傷害の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、犯行の動機や、容疑者の人物像など調べてみました。
事件の詳細
傷害の疑いで逮捕されたのは、埼玉県北本市本宿の無職、泉英寿容疑者(52)です。
泉容疑者は7日、自宅で母親のつな子さん(85)の顔面を素手で殴り、けがを負わせた疑いがもたれています。
母親は病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
泉容疑者は8日午前4時すぎ、「母親がベッドからずり落ちて意識がない」と119番通報したということです。
病院からの連絡を受け駆けつけた警察が事情を聴いたところ、泉容疑者は容疑を認めた上で「母親の介護をしていた」と供述しているということです。
泉英寿容疑者のプロフィール
名前:泉英寿
年齢:52歳
職業:無職
住所:埼玉県北本市本宿
泉英寿容疑者の顔画像
泉容疑者の顔画像については、現在公開されていません。
情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について泉容疑者は、「母親の介護をしていた」と供述した上で、容疑を認めているということです。
泉容疑者はなぜこのような行動をとったのでしょうか。
供述で「母親の介護をしていた」ということで、考えられることとしては第一に「介護疲れ」が挙げられますね。
先の見えない介護生活は、一緒にいる人にかなりのストレスがかかるということ聞いたことがあります。
泉容疑者の場合、介護をするために無職になったのか、それとももともと無職だったのかわかりませんが、無職で収入がない中での介護ということで、金銭面でも困窮していた可能性があります。
母親の年金だけでは生活費をまかなうのは、かなり厳しかったはずです。
そのことが泉容疑者にとってかなりのストレスになっていた可能性がありますね。
実際のところはどうだったのでしょうか。
詳細は情報が入り次第更新していきます。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「埼玉県北本市本宿の自宅」ということで、以下の辺りになります。
傷害罪の刑罰
通常、暴行された人が怪我をしなかった時は「暴行罪」となりますが、今回の場合、岩崎さんが怪我をしていますので、怪我をしてしまった時は「傷害罪」となります。
この場合の法定刑は刑法第204条により「15年以下の懲役または50万円以下の罰金」となっています。
今回の場合、最終的に母親が死亡していますので、今後の可能性として刑罰が「過失致死傷罪」、もしくは暴行自体が故意であり殺意があったとされれば「殺人罪」が適応されるかもしれません。
終わりに
今回のように、「母親を介護する息子」という家族形態での事件が過去にもたびたび起こっています。
こうした家族を見守ったり、救済する制度はないものでしょうか。
容疑者自身も周りに目を向け、困ったときは役所に相談するなど一人で抱え込まず、まずは外に一歩踏み出していただきたいですね。