一家4人で盗みを繰り返したとして、住所不定で無職の家族4人が窃盗や建造物侵入の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、犯行の動機やこの家族がホームレスになったきっかけなど、調べてみました。
目次
事件の詳細
窃盗や建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職の坂上里喜容疑者(62)、長男の坂上祐貴容疑者(26)、里喜容疑者の妻・やすえ容疑者(55)、やすえ容疑者と元夫との長女・熊川汐保美(30)が逮捕されました。
一家は今年2月9日から7月14日までの間に、現金、食料品、ゲーム機、釣り道具、研磨機など合計で43件、総額397万円相当の盗みを働いていました。
一家は今年2月まで埼玉県本庄市の借家で暮らしていましたが、金銭トラブルで住むことができなくなり、車で寝泊まりするようになったということです。
休日や夜間に無人になる店舗、本庄市内の焼き肉店や、喫茶店などに侵入し、牛肉やポテトサラダなどの食料品の他、様々なものを対象に盗んでいました。
父親と長男が侵入と窃盗の担当をし、ゲーム機、釣り道具、研磨機などは、長女がリサイクルショップに売りさばいていたということです。
母親はスーパーで財布を置引していたということで、「金がたまれば、ラブホテルに泊まっていた。牛肉はしちりんで焼いて食べていた」と供述しています。
犯行は埼玉県北部を中心に群馬県でも行われていて、防犯カメラの映像などから一家が浮上したということです。
坂上容疑者らは調べに対し、容疑を認めており「生活のためにやった。盗んだ食料品は自分たちで食べていた」と供述しているということです。
坂上里喜容疑者のプロフィール
名前:坂上里喜
年齢:621歳
職業:無職
住所:不定
車中泊生活ということもあり、住所などはなかったようですね。
坂上容疑者らの顔画像
坂上容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について、坂上容疑者はじめ一家4人は、「金がたまれば、ラブホテルに泊まっていた。牛肉はしちりんで焼いて食べていた」と供述し、また「生活のためにやった。盗んだ食料品は自分たちで食べていた」とも話していて、容疑を認めているということです。
生活のためとはいえ、家族ぐるみで犯行を行っていたということは、相当苦しい生活を強いられていたということでしょう。
しかしながら、昨今では役所などに正式に届け出れば、生活保護などを受けられる制度があるのに、なぜ助けを求めなかったのでしょうか。
なにか理由でもあったのでしょうかね。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「埼玉県本庄市内の焼き肉店や、喫茶店など」ということで、以下の辺りになります。
このように焼肉店だけで、候補となる店舗がかなり多く、犯行現場の特定に至ませんでした。
なぜホームレスになった?
今回注目されているこの家族ですが、もともとは借家で暮らしていたということですが、金銭トラブルで住むことができなくなり、車で寝泊まりするようになったということです。
金銭トラブルとして考えられることは、
・家賃が払えなくなり、何ヶ月も滞納していた
・借金取りが連日来ていて、大家に追い出された
・近隣住民から金を借りていて、返済の督促をうるさく感じ逃げてきた
などが考えられます。
真相は現在不明ですが、情報が入り次第更新していきます。
窃盗と建造物侵入の刑罰
窃盗罪
窃盗罪は、他人の物を許可なく盗むことで成立する犯罪です。
刑罰は、10年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。
刑罰には種類や幅があり、犯罪の性質、被害者の感情、反省の有無などを含め、裁判官が刑を決定します。
過去の有罪判決のうち、約88%が懲役刑、残り12%が罰金刑となっており、懲役刑が圧倒的に多くなっています。
建造物侵入罪
住居侵入罪、建造物侵入罪の法定刑は、3年以下の懲役または10万円以下の罰金が課せられます。
また住居侵入罪、建造物侵入罪については未遂も同じ量刑で罰せられます。
ネットの反応
今回の事件について、世間の反応を紹介します。
「本当に凄い家族だね。4人で車上暮らしする位なら必死に働いた方が良いよね。まぁ、これで車上暮らしを終えてせんべい布団でも床で寝れるから良かったね。」
「長男と長女が成人しているのにびっくりした。窃盗するのが普通のことになってしまっていたのだろうか。」
「どうしたらこういう家族になるのか理解できない。まず、親がダメだけど子供も成人してるしね。日本にこういう家族がいることが信じられない。」
「車自体も他の方のを拝借したまま逃げているのだから、行き当たりばったりでだらしない家族なんだろうね。普通に考えたら、寒くなってきているのに車の中で家族で生活したり、盗みに店に浸入出来る体力があるのだから働けなくはないんだよね。働くよりは、家族での車中泊での万引き生活を選ぶ20代がいることのほうに驚いた。元々が、金銭トラブルで家を出ざるを得なかったとのことだから、普通の感覚では無いのだろうね。」
「4人もいたら何とか…って言うけど、発達障害とかで子供もその傾向あったら無理だろね。
教育されてないと、福祉に頼る発想すら無いからね。映画の様なとか言うけど、殆どの人は知らない世界だろうしね。」
「この4人に働く能力があったのかどうかは不明ですが、皆が皆働けない状態ではなかったのでは?仮に病気や怪我等で働けない状態だったとしても行政に相談いくなり出来なかったのでしょうか?車生活送って万引家族になって捕まったほうがよかったのだとしたら、ちょっと日本国家異常になりましたね。まあ、誰とは言いませんがまるで独裁国家を作り上げて成功しました宣言している総理大臣が第一次世界大戦時並みの日本に戻そうと目論んだ結果。」
「まず、家族で車上暮らしというのが驚きだし、一家そろって犯罪者というのも凄い。どんな家族なのか顔が見て見たい。」
「全員働く気が全く無いのがすごいな。借家に住めん様になったのも家賃を払わんかったからやないか?今回の件で前科者となり、より就業は難しくなるが自業自得やな。」
「4人で一人当たり月10万15日働いていれば7ヵ月ノーリスクで500万は行くだろうよ。残りの月の半分は休みで、って考えられ無いのかな?よっぽど持続可能と思うが。」
終わりに
世間の反応にもありましたが、この家族はなぜ働くという選択肢を選ばなかったのでしょうか。
窃盗よりよっぽどいい暮らしができたであろうことは間違いないのですが、そうできないなにかがこの4人にはあったということでしょう。
結果的に屋根の下で寝食することになりましたが、考えたくありませんが、こうなったことが幸せだと思ってほしくありませんね。