福岡市内の路上で職務質問中の警察官を車で引きずりけがをさせたとして、住所不定で建設業の男を公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕しました。
今回はこの事件について、犯行の動機や経緯について調べてみました。
事件の詳細
福岡市内の路上で職務質問中の警察官を車で引きずりけがをさせたとして、福岡県警西署は8日、住所不定で建設業の西利文容疑者(31)を、公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕しました。
西容疑者は7日午後10時ごろ、福岡県福岡市西区今宿東の路上で職務質問を受けた際、車を急発進させて男性巡査長(26)を約50メートル引きずり、ひじにかすり傷を負わせた疑いがもたれています。
約1時間後に福岡県太宰府市周辺の路上で西容疑者の車を発見し、近くにいた容疑者の身柄を確保しました。
西容疑者は調べに対し、逃走理由について「翌日、朝から仕事があったから」と述べ、容疑を認めているということです。
西容疑者は当時、運転中に携帯電話を耳に当てていたため、職務質問されたということです。
西利文容疑者のプロフィール
名前:西利文
年齢:31歳
職業:建設業
住所:不定
西容疑者の顔写真
西容疑者の顔写真については、情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について西容疑者は容疑を認めており、逃走した理由については、「翌日、朝から仕事があったから」と述べているということです。
しかし職務質問の理由が、運転中に携帯電話を耳に当てていたためということですので、次の日朝が早いという理由だけではないような気もします。
犯行現場
今回の犯行が行われたのは、「福岡県福岡市西区今宿東の路上」ということで、以下の辺りになります。
報道の映像から、犯行現場が特定できました。
「県道561号線」上の、以下の場所でした。
また、逃走した西容疑者の車が発見されたのが、「福岡県太宰府市周辺の路上」ということで、そちらも掲載します。
公務執行妨害と傷害の刑罰
通常、暴行された人が怪我をしなかった時は「暴行罪」となりますが、今回の場合、警察官が怪我をしていますので、怪我をしてしまった時は「傷害罪」となります。
法定刑は刑法第204条により、その刑罰は15年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。
また今回は「公務執行妨害」の罪もついています。
公務執行妨害罪は刑法95条に定められていて、 公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金となっています。
終わりに
職務質問されるということは、なんらかの理由があって質問されているはずです。
それを振り切って逃走してしまうと、さらに重い罪が科せられてしまうようですね。
正直に話を聞いた方が、多くの場合ことが大きくならずに済みそうですね。