北海道警は16日夜、室蘭市で市道を横断していた70代の男性をはね意識不明の重体にしたとして、乗用車を運転していた男を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。
この事故について、事故原因など調べてみました。
事故の詳細
16日午後6時半ごろ、室蘭市東町2丁目の市道、「市場通線」で、道路を横断していた近くに住む関下勲さん(75)が左から走ってきた乗用車にはねられました。
この事故で関下さんは全身を強く打ち、病院に運ばれましたが意識不明の重体となっています。
警察は、乗用車を運転していた登別市鷲別町の会社員、福澤博之容疑者(39)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。
現場は、JR東室蘭駅そばの見通しのいい片側1車線の直線道路。
福澤容疑者は調べに対し、「前をよく見ていなかった」と供述しているということで、警察は事故の状況を詳しく調べています。
福澤博之容疑者のプロフィール
名前:福澤博之
年齢:39歳
職業:会社員
住所:北海道登別市鷲別町
顔写真については特定に至りませんでしたので、公開され次第更新していきます。
事故の原因
今回の事故について福澤容疑者は、「前をよく見ていなかった」と容疑を認めているということで、今回の事故は前方不注意で間違いないですね。
他の交通が気になったのでしょうか。それともスマホなど、違うものを見ていたのでしょうか。
いずれにせよ、脇見運転が良くない典型的な例になってしまいましたね。
事故現場
今回事故が起こった場所は、室蘭市東町2丁目の市道、「市場通線」で、JR東室蘭駅そばの見通しのいい片側1車線の直線道路ということです。
東室蘭駅の前の通りが「市場通線」となっていますので、駅前の通りで事故が起こったということですね。
過失運転傷害の刑罰
平成26年に「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」、通称「自動車運転処罰法」が施行されました。
この法律により、自動車を運転して人を死傷させた場合、独自の罰則が定められました。
それにより、刑法からは自動車運転過失致死傷罪の条文が削除されました。
そのため現在では、自動車を運転する上で必要な注意を怠って人を死傷させる行為は、刑法ではなく自動車運転処罰法によって処理されることになっています。
この法律における過失運転致死傷罪の法定刑は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金とされています。
「過失運転致死傷害」は、自動車運転処罰法5条に規定されている、7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金に処せられます。
終わりに
今回の事故のように、わかっていても脇見や前方不注意などは起こってしまいます。
なるべくそうならないように運転手は気を付けなければなりません。
今回の事故で、脇見の恐ろしさを再認識しましたので、どの運転手さんも自らのことと思い、今後の運転に気を付けていただきたいと思います。