19日、大阪府平野区で生後7か月の娘を死亡させたとして、近くに住む36歳の母親が殺人の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、犯行の動機や犯行現場などについて調べてみました。
事件の詳細
殺人の疑いで逮捕されたのは、大阪府平野区長吉出戸の民谷瞳容疑者(36)です。
民谷容疑者は19日午前10時15分ごろ、大阪市平野区長吉六反の市営住宅9階から、生後7ヶ月の娘・民谷柚希ちゃんを転落させ死亡させた疑いがもたれています。
「娘が9階から転落した」と民谷容疑者から119番があり、消防が駆け付けたところ、柚希ちゃんが住宅敷地内の公園で倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが間もなく死亡が確認されました。
民谷容疑者は調べに対し「階段で手を離したことで落ちて死んでしまったことに間違いないが、突き落としたりはしていない」と供述していて、わざと落としたのではないとし、殺意はなかったと容疑を否認しているということです。
女の子は4人兄弟の末っ子で、両親と祖母の合わせて7人で暮らしていたということです。
現場は大阪メトロ谷町線長原駅から約900メートル北東の住宅街。
民谷瞳容疑者のプロフィール
名前:民谷瞳(たみたに ひとみ)
年齢:36歳
職業:不明
住所:大阪府平野区長吉出戸
民谷容疑者の顔画像
民谷容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について民谷容疑者は、「階段で手を離したことで落ちて死んでしまったことに間違いないが、突き落としたりはしていない」と供述していて、わざと落としたのではないとし、殺意はなかったと容疑を否認しています。
動機については、はっきりとしたことはわかってません。
ではなぜこのような痛ましい事件に発展してしまったのでしょうか。
そもそもこの市営住宅にはなにか用事があって行ったということでしょうか。
友達を訪ねていったということであれば自然な理由ですが、そこは明らかとなってません。
さらに、生後7ヶ月の子供といえば当然歩けないわけですから、よほど柵が低くなければ自分で乗り越えて落ちるはずもありませんし、そもそも民谷容疑者は「階段で手を離したことで落ちて死んでしまったことに間違いない」と供述していますので、9階という高さがある場所で、なぜ手を離す必要があったのか、疑問が残ります。
捉え方によっては、わざと落としたとも思える供述をしていますが、殺意は否認しているということです。
追加情報・転落の経緯
20日の報道での追加情報です。
民谷容疑者は調べに対し「泣きやませるため景色を見せようとした。(階段の)手すりに座らせた」と供述していて、警察が詳しい経緯を調べているということです。
これまで何らかの方法で柚希ちゃんを殺害したとされていましたが、柚希ちゃんは高さ約1.2メートルの手すりがある9階付近の階段から落ちたとみられていて、司法解剖の結果死因は脳挫滅だったということです。
民谷容疑者は「子育てに悩んでいた」とも話しているということです。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「大阪市平野区長吉六反の市営住宅9階」ということで、以下の場所になります。
また報道の映像から、以下の市営住宅が現場と判明しました。
殺人罪の刑罰
殺人罪は、条文上で以下のように記載されています。
第26章 殺人の罪 第百199条 人を殺した者は、死刑または無期もしくは5年以上の懲役に処する。
世間の反応
今回の事件についての世間の反応を紹介します。
「突き落としてないと言っても、抱っこした赤ちゃんを、階段で手を離せば、どうなるかわからない36歳なんていないでしょう。場面を想像しただけで、悲しくなります。大事な我が子だというのに…なんていうことを」
「こういったケースは最後まで状況を報じるべきだろうね、社会としてどうすればいいか議論するにはいつも情報が少なすぎる。鬱なのか虐待が日常的だったのか、なにもわからなければ、同様のケースで一般人として手を差し伸べるきっかけが作りにくい。他人の事だから関係ないかもしれないが、罪なき命が失われる前に外部から出来ることはあるだろう。」
「産後はホルモンバランスが崩れ発作的にこのような行動を取る場合があるとはいえ、言い訳は論外。このような前兆はあったはすなので無論父親にも監督責任がある。」
「間違えなく病気なんでしょうが、育児放棄しますと言える勇気を持って欲しい。育ての親はいるはず。問題あるでしょうが命が大事。」
「日本で最も乳幼児を殺害する人たち、子供にとって最も危険な存在を知ってますか?
それは虐待する父や変態オタクではなく「お母さん」なのです信じられないと思いますが、年間で何十人もの乳幼児が「お母さん」の犠牲になっているのが現実なのです。そういう前提で対策を打つべきではないかと思います」
「敷地内に公園があるならば、そこであやしてもよかったのに…殺意があったなんて、悲しいから考えたくないけど…それが現実なのかな。」
「柵があっても隙間スカスカなんてよくある話なので、事故の可能性も否定はしないけど・・・なんであやすのに外階段に行くんだよって疑問はある。」
「転落死じゃないよね、完全な殺人。手を離しただけ、なんて言い訳が通用するなら、押しただけだって通用する。」
終わりに
今回のような報道を目にすると本当に悲しくなりますね。
転落したことが故意であれ不可抗力であれ、なにかに悩んでいたということであれば、相談できた人もいたはずです。
理由は定かではありませんが、自分一人で抱え込まずに近親者なり行政なり、周りに助けを求めれば、誰かしらが助けてくれます。
もっと安心して話せる環境になる必要があるのかもしれませんね。