大分市が管理する森林の落ち葉に火をつけたとして、職業不詳の男が森林法違反の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、犯行の動機や犯行現場、容疑者の人物像など調べてみました。
事件の概要
森林法違反の疑いで逮捕されたのは、大分県大分市坂ノ市の職業不詳、佐々木辰幸容疑者(43)です。
佐々木容疑者は26日午前、大分市久原の市が管理する日吉原緑地の森林で、落ち葉に火をつけた疑いがもたれています。
約265平方メートルにわたり火が燃え広がりましたが、火災に気づいた通行人の男性が通報し、30分後に消し止められました。
けが人はいませんでした。
佐々木容疑者は26日午後6時ごろ、「緑地の火災は私が火をつけた。自首したい」と自ら110番通報し、逮捕に至りました。
調べに対し佐々木容疑者は容疑を認めているということです。
今月、日吉原緑地や舞子浜緑地の周辺では枯れ葉などが焼ける不審火が5件相次いでいて、警察では関連を調べています。
佐々木辰幸容疑者のプロフィール
名前:佐々木辰幸
年齢:43歳
職業:不詳
住所:大分県大分市坂ノ市
佐々木辰幸容疑者の顔画像
佐々木容疑者の顔画像については、現在報道されていません。
情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について佐々木容疑者は、容疑を認めています。
さらに逮捕時には、自ら110番通報したということですが、犯行の動機についてははっきりとしたことはわかっていません。
上記のことから考えられる動機としては、
・放火に興味があった
・注目されたくて犯行に及んだ
・逮捕されるために犯行に及んだ
・単に愉快犯
などが挙げられます。
最近では新型コロナウイルスの影響で職を失い路頭に迷う人も出てきていますので、逮捕されるために犯行に手を染めた可能性も否定できない世の中になってきています。
実際のところはどのような経緯があったのでしょうか。
こちらについても詳細が分かり次第更新していきます。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、以下の辺りになります。
調べたところ周辺一帯が「日吉原緑地公園」という場所になっていて、運動場などがある公園になっているようです。
森林法違反の刑罰
森林法とは、大まかにいうと、過度の森林伐採を防ぐために制定された法律のことをいいます。
その中身は細かく細分化されていて、内容は以下の通りです。
- 他人の森林に放火した者は、2年以上の有期懲役に処する。
- 自己の森林に放火した者は、6月以上7年以下の懲役に処する。
- 前項の場合において、他人の森林に延焼したときは、6月以上10年以下の懲役に処する
- 前2項の場合において、その森林が保安林であるときは、1年以上の有期懲役に処する。
このようになっています。
放火の仕方や燃える状況によって量刑が設定されているようです。
終わりに
どういった経緯で今回の犯行に至ったかは定かではありませんでしたが、とにかくけが人が出なかったことが不幸中の幸いだったといえます。
いったいどのような目的で犯行に及んだのか。
今後の捜査で明らかになっていくでしょう。