ナイフで知人の男性を殺害しようとしたとして、鹿児島県伊佐市の69歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、犯行の動機や経緯などについて調べてみました。
事件の詳細
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、鹿児島県伊佐市大口田代の無職、御書敏光容疑者(69)です。
御書容疑者は11月2日午後8時半すぎ、自身の自宅で、近くに住む知り合いの村口明男さん(64)の腹部をナイフで刺して殺害しようとした疑いが持たれています。
御書容疑者は村口さんを刺したあと「人を刺してしまった」と自ら通報し発覚したということです。
刺された村口さんは現場から逃げ出し、数百メートル離れた場所で倒れているところを駆けつけた警察官により発見され、病院に搬送されました。
命に別状はないということです。
御書容疑者は調べに対し「ナイフで刺したのは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述し、容疑の一部を否認しているということです。
現在警察が犯行の動機や当時の状況などについて詳しく調べています。
御書敏光容疑者のプロフィール
名前:御書敏光
年齢:69歳
職業:無職
住所:鹿児島県伊佐市大口田代
御書容疑者の顔画像
御書容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について御書容疑者は「人を刺してしまった」と自ら通報し、さらに「ナイフで刺したのは間違いないが、殺すつもりはなかった」と供述しているということです。
容疑を一部否認とのことですが、殺すつもりがなかったという部分でしょう。
何が原因かはっきりとしたことはわかっていませんが、2人の間におそらく何か喧嘩のようなトラブルが起こった可能性がありますね。
ついカッとなって手が出てしまったといったところでしょうか。
それとも何か取っ組み合いのようなトラブルだったのでしょうか。
または、元から不仲だったとも考えられます。
いずれにせよ、刺してしまうくらいの出来事ですから、御書容疑者にとってはそれだけ大きな出来事が起こっていたということでしょうね。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「御書容疑者の自宅」ということで、「鹿児島県伊佐市大口田代」周辺ということになります。
また報道の映像から、犯行現場を特定することができました。
近所の住人の声
御書容疑者の近所に住む住人は、御書容疑者について「普段はおとなしい性格の人。びっくりしている」と話しており、普段はこのような事件を起こす人ではないといった旨の話をしていたようです。
殺人未遂の刑罰
殺人未遂罪は、条文上では殺人罪と合わせて以下のように記載されています。
第26章 殺人の罪
(殺人)第百199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
(未遂罪)第203条 第199条及び前条の罪の未遂は、罰する。
明確な刑罰が設定されていませんが、殺人罪と同様に罰せられるとされていて、殺人未遂関連の量刑の相場は懲役3年~15年が一般的だとされています。
第8章の未遂罪(未遂減免)第43条では、犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった者は、その刑を減軽することができ、自分の意思で犯罪を中止したときは、その刑を減軽、又は免除するとありますので、犯行状況などによって裁判官が決める罪の重さが変わるということです。
過去の殺人未遂に関する判決では、執行猶予を含む懲役7年以下の判決が全体の80%以上を占めています。
終わりに
知人同士のトラブルということで、よほどの恨みか、それに近い出来事が起こっていたのでしょうね。
刺してしまうくらいの憎悪とはいったいどれほどのものだったのでしょうか。
動機などについては、今後詳しく解明されていくでしょう。