男性を包丁で刺し殺害しようとしたとして、神戸市垂水区の自称大学生と名乗る女を、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
今回はこの事件について、犯行の動機や経緯について調べてみました。
事件の詳細
兵庫県警須磨署は28日、兵庫県神戸市垂水区の自称大学生、加藤綾香容疑者(21)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
加藤容疑者は28日午後10時ごろ、神戸市須磨区養老町の民家で20歳くらいの男性の背中を包丁で刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。
男性は背中にけがをしましたが、命に別条はないとのことです。
犯行当時、加藤容疑者とみられる女から「背中を刺した」と119番があり、署員が駆けつけたところ、加藤容疑者と一緒に、うずくまる男性がいたということです。
加藤容疑者は、今回の犯行について黙秘しているということで、警察は動機や2人の関係を調べています。
加藤綾香容疑者のプロフィール
名前:加藤綾香
年齢:21歳
職業:自称大学生
住所:兵庫県神戸市垂水区
犯行の動機
今回の犯行について加藤容疑者は、黙秘しているということで、動機などについてははっきりとしたことはわかっていません。
しかし可能性として、男女間でのトラブルなど考えられます。
自称大学生で、被害に遭った男性も同じくらいの年齢ということで、もしかしたら2人は恋人同士で、何かしらの喧嘩になったか、もしくは別れ話になり、今回の事件に発展したということも考えられますね。
詳細は情報が入り次第更新していきます。
犯行現場
今回の事件が発生した場所は、「神戸市須磨区養老町の民家」ということで、以下の辺りになります。
加藤容疑者の住所が「神戸市垂水区」ということですので、現場の民家は、被害に遭った男性の自宅という可能性も考えられます。
殺人未遂の刑罰
殺人未遂罪は、条文上では殺人罪と合わせて以下のように記載されています。
第26章 殺人の罪
(殺人)第百199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。
(未遂罪)第203条 第199条及び前条の罪の未遂は、罰する。
明確な刑罰が設定されていませんが、殺人罪と同様に罰せられるとされていて、殺人未遂関連の量刑の相場は懲役3年~15年が一般的だとされています。
第8章の未遂罪(未遂減免)第43条では、犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった者は、その刑を減軽することができ、自分の意思で犯罪を中止したときは、その刑を減軽、又は免除するとありますので、犯行状況などによって裁判官が決める罪の重さが変わるということです。
過去の殺人未遂に関する判決では、執行猶予を含む懲役7年以下の判決が全体の80%以上を占めています。
終わりに
今回の事件、一体何が原因で殺人未遂にまで発展してしまったのでしょうか。
この2人の関係や動機については、現在捜査中ということで、今後詳しいことが解明されていくでしょう。