妻とみられる女性の遺体を自宅に放置したとして、千葉県木更津市の男が、死体遺棄の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について犯行の動機や経緯について調べてみました。
事件の詳細
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、千葉県木更津市朝日の自称パート、斉藤孝雄容疑者(54)です。
斉藤容疑者は、10月下旬ごろから11月18日までの間、自宅アパートで女性の遺体を遺棄した疑いがもたれています。
18日午前11時45分ごろ、斉藤容疑者が「意識があり、脱水状態だ」などと119番通報し、駆けつけた消防署員が畳で横になる遺体を確認したということです。
遺体に目立った外傷はなく、死後2~3週間が経過していたということです。
斉藤容疑者は調べに対し「寝たまま放置した。起きてくるかもしれないと思った」と容疑を否認しています。
斉藤孝雄容疑者のプロフィール
名前:斉藤孝雄
年齢:54歳
職業:自称パート従業員
住所:千葉県木更津市朝日
斉藤容疑者の顔画像
斉藤容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について斉藤容疑者は、「寝たまま放置した。起きてくるかもしれないと思った」と容疑を否認しているということです。
ということは本気で自然と起きてくると思っていたということでしょうね。
普通一日起きて来なければ状態を確認しそうなものですが、そういった考えはなかったのでしょう。
しかも布団の上ならまだしも、畳に横になっていたということですから、不審な倒れ方をしていたのは一目瞭然のはずです。
奥さんの死亡に気付いていて見ないふりをしていたのか、はたまた本当に気付いていなかったのか、今後の捜査で明らかになっていくでしょう。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、斉藤容疑者の自宅ということで、「千葉県木更津市朝日」になります。
死体遺棄の刑罰
死体遺棄罪は以下のようになっています。
「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」
葬祭に関する社会の秩序を維持するために、死体を移動して放置したり、葬式をするべき責任のある者が葬式をせずに放置することによって成立する犯罪をいいます。
この罪は、身内など葬祭義務者については死体を放置するという行為によって成立しますが、それ以外の者(葬祭事業者)の場合には死体の場所的移転という行為があった場合に適用されます。
したがって、殺人犯が現場に死体を放置して立去るだけではこの罪は成立しないということです。
死体,遺骨,遺髪または棺内に蔵置した物を損壊,遺棄または領得する罪で,刑は3年以下の懲役(刑法190条)。墳墓を発掘してこのような行為をした者は3月以上5年以下の懲役(刑法191条)。遺棄とは,一般には他の場所に移すことを要するが,埋葬義務者が死体を放置すれば遺棄になる。
世間の反応
今回の事件についての世間の反応を紹介します。
「もっと早く通報出来ただろうに。」
「2~3週間後にムクッと起きたら、そっちの方が不気味だ。遺棄だけじゃないな。」
「たしかに死後二~三週刊なら脱水症状だろうな。」
終わりに
「起きてくると思った」というのは、やはり少し無理がありますね。
普通だったら一日起きてこないだけで家族なら心配するはずですからね。
奥さんがいない寂しさにこれから気付くのでしょうか。しっかりと弔っていただきたいですね。