神奈川県警相模原南署は7日、高校2年の男子生徒にわいせつな行為をしたとして、千葉市立小学校教諭の男を逮捕しました。
今回はこの事件についての今後の動向や逮捕後の流れなどについて調べてみました。
目次
事件の詳細
神奈川県警相模原南署は7日、高校2年の男子生徒(16)にわいせつな行為をしたとして、千葉県千葉市若葉区桜木北で、千葉市立小学校教諭の、鈴木和也容疑者(37)を児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕しました。
鈴木容疑者は8月18日、東京都中央区のホテルで、男子生徒に現金1万円を払う約束をして、わいせつな行為をした疑いがもたれています。
2人はインターネットの会員制交流サイト(SNS)を通じて知り合ったようで、県警がサイバーパトロールを行った際、2人の関係が発覚したということです。
児童買春・ポルノ禁止法違反の刑罰
児童買春・児童ポルノ禁止法は、18歳未満の未成年を性犯罪から守り、健全に成長させるための法律です。
児童買春とは、「18歳未満の未成年を相手に対価を与えて性交渉やそれに類似する行為を行うこと」です。
また児童ポルノとは、「児童のわいせつな様子を撮影した写真画像や動画」のことを指します。
これらに対して、児童の買春、わいせつ行為、行為の斡旋、勧誘、売買、国外移送、またポルノの所持、提供、製造、運搬、輸出入、陳列などを規制している法律となっています。
これらに違反すると、以下のような罰則の対象となります。
罪・行為 刑罰 児童買春罪 5年以下の懲役または300万円以下の罰金 児童買春のあっせん、勧誘罪 5年以下の懲役または500万円以下の罰金 (業として行う場合は7年以下の懲役及び1000万円以下の罰金)
児童売春目的の人身売買 1年以上10年以下の懲役 児童売春目的で児童を国外に移送 2年以上の有期懲役 児童ポルノの所持罪 1年以下の懲役または100万円以下の罰金 児童ポルノの提供罪 3年以下の懲役または300万円以下の罰金 児童ポルノ公然陳列罪、運搬、輸出入 5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金またはそれらの併科
逮捕後の流れ
児童買春・児童ポルノ禁止法違反で逮捕された場合、48時間以内に検察官の元へ身柄を送られます。
その後24時間以内に勾留請求があり、裁判官が勾留を認めれば引きつづき拘束されます。
勾留期間は原則10日で、検察官や裁判官の判断で最大20日まで延ばされることもあります。
これは逃亡や証拠の隠滅などを防ぐために、一定の期間を設けているからです。
期間が満期になったら、検察官が起訴か不起訴かを決定します。
起訴されると略式、正式問わず、刑事裁判で審理され、有罪か無罪を言い渡されます。
不起訴の場合は刑事裁判は行われず、身柄も釈放されます。
児童買春・ポルノ禁止法違反の逮捕までの流れ【例】
児童買春で逮捕される場合、最近では援助交際から発覚することが多くなっています。
例えば児童が補導され、それが発端として発覚するケースなどが挙げられます。
児童ポルノの場合は、警察のサイバーパトロールで犯罪を発見されることで発覚する可能性があります。
写真などを所持している場合、過去のダウンロードデータから特定される可能性があることと、家宅捜索などで自宅のパソコンを捜査され、児童ポルノを発見されることもあるということです。
今回の場合は、他のメディアに何かしらの証拠を残していたのでしょうか。
犯行の動機
現在、この事件についての鈴木容疑者の認否は明らかになっていません。
また動機についても詳しいことはわかっていません。
しかし今回、男子生徒に対してわいせつ行為を働いているということで、もともと男色の気があったことは想像できますね。
SNSで知り合ったということですから、準備を重ねて今回の行為に及んだことでしょう。
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鈴木和也容疑者、男子高校生にわいせつ行為?動機は?千葉市立小教諭
鈴木和也容疑者のプロフィール
名前:鈴木和也
年齢:37歳
職業:千葉市立小学校の教諭
住所:千葉県千葉市若葉区桜木北
鈴木容疑者の顔画像
鈴木容疑者の顔画像については、情報が入り次第更新していきます。
終わりに
今回は今後の動向や逮捕後の流れについて紹介しました。
これからどの程度の刑罰が課せられるか、また懲役刑になるのかそれとも罰金刑で収拾するのか、動向が注目されます。