東京都新宿区の漫画喫茶で16日、雑誌などに火をつけたとして40歳の男が放火の疑いで逮捕されました。
今回はこの事件について、動機や、現場など調べてみました。
事件の詳細
逮捕されたのは、千葉県市川市の無職、原子真一容疑者(40)です。
原子容疑者は16日午前11時すぎ、新宿区新宿3丁目の雑居ビルの地下にある漫画喫茶の個室で、ライターを使って雑誌やトイレットペーパーに火をつけた放火の疑いが持たれています。
この火事で、個室の床や壁など約20平方メートルが焼けたということです。
事件当時、店内には客や従業員が10人以上いましたが、全員避難しけがはありませんでした。
原子容疑者は調べに対して「生活に疲れてどうでもよくなり、人を刺すか火をつけるかどっちにしようか考えた」と供述しているということです。
原子真一容疑者のプロフィール
名前:原子真一
年齢:40歳
職業:無職
住所:千葉県市川市
顔写真については特定に至りませんでしたので、公開され次第更新していきます。
犯行の動機
今回の犯行について原子容疑者は、「生活に疲れてどうでもよくなり、人を刺すか火をつけるかどっちにしようか考えた」と供述しているということです。
容疑を認めていると捉えてよいと思うのですが、生活に疲れたことが犯行動機だとすれば、あまりに身勝手な理由だと言わざるをえません。
今回の火事でたまたまけが人がいなかっただけで火事がひどくなっていれば、もしかしたら死者が出ていたかもしれません。
人を刺すなど言語道断です。
人生において大変なことなど誰にだってあります。
しかしだからといって人に迷惑をかけていいという理由にはなりませんね。
自分の生活に嫌気がさすというのも、ある種の甘えに感じてしまいます。
犯行現場
今回の犯行が行われた場所は、「新宿区新宿3丁目の雑居ビルの地下にある漫画喫茶の個室」ということで、以下の辺りになります。
また、報道の映像から、被害にあった漫画喫茶を特定しました。
新宿駅東口の日本のど真ん中と言っても過言ではないところですね。
以下は今回被害にあった「マンボー新宿靖国通り店」です。
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目20−5 ニューサンパークビルB1F
放火の刑罰
放火罪は、故意に建物への放火を行った場合に適用されます。
「人がいるかどうか」「建物かどうか」などで、大きく3種類に分けられますが、放火の状況と対象によって大きく変わります。
【「現住建造物等放火罪」「非住建造物等放火罪」「建造物以外放火罪」】
今回の場合、そのうちの一つで「人がいる建物」に該当しますので、「現住建造物等放火罪(刑法108条)」 が適用されると考えられます。
「現住建造物等放火罪(刑法108条)」とは、故意に放火した対象物が、現住建造物である場合のことをいいます。
現住建造物とは、人が居住として使用している、もしくは人がる建物や電車、新幹線などを指します。
法定刑は「死刑/無期、もしくは5年以上の懲役」が問われ、未遂の場合でも罰せられます。
終わりに
放火をした理由が、生活に疲れたというのは、繰り返しますがあまりに身勝手で自分に甘えているとしか言いようがありません。
やったことの重大性をしっかりと認識していただき、多くの人に迷惑をかけたことを悔い改めていただきたいですね。